山本 英貴 院長(シティデンタルオフィス)のインタビュー

シティデンタルオフィス 山本 英貴 院長

シティデンタルオフィス 山本 英貴 院長 HIDEKI YAMAMOTO

奥羽大学歯学部を卒業後、大阪大学大学院の歯学研究科へ。大学病院のほか、各地の歯科医院で経験を重ね、「高津駅」そばに開業。

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

医療の道に進みたいという希望は昔からありました。薬剤師を考えたこともありますし、お医者さんを考えたこともあって、そこから選択肢の1つとして歯医者さんというのがあったんです。決め手は、自分が意外に手が器用なところがあったことと、あとは、小さい頃にお世話になった歯医者さんの対応がとても良かったことを憶えていて、その印象が強かったからだと思います。
大学を卒業後は、順に入れ歯、インプラント、口腔外科、麻酔科に勤めました。教えてくださる先生方に運良く出会えたことに加え、当初から開業してからの歯医者像というものをある程度イメージ出来ていたことが、勉強する意欲につながっていたと思っています。
『シティデンタルオフィス』は2012年の11月に開院しました。診療室は木目を基調とし、患者さんが落ち着いた雰囲気の中で治療を受けていただけるように配慮しています。構えることなく、リラックスして気軽に訪ねてみていただきたいですね。

『シティデンタルオフィス』のコンセプトを教えてください。

当院では「最高の保険診療」を提供していきたいと考えています。保険診療と自由診療、その違いはどこにあるでしょうか?使用する材料が違うのはもちろんですが、中には、「対応そのものが違ってくるんじゃないの?」という印象をお持ちの方もいらっしゃるんではないでしょうか。私どもは最高の治療を提供するというコンセプトに基づき、保険、自由の区別なく、精度の高い治療を心掛けています。それを可能にするものの1つとして挙げられるのが拡大鏡の使用です。私が普段用いている拡大鏡は、倍率にして8倍まで拡大して対象を見ることが出来、これがあるとないとでは精度が全く変わってきます。例えば、米粒に絵を描くのと、普通の画用紙に絵を描こうとするのでは全く勝手が違ってきますよね。対象を大きく見ることで、容易に、そしてキレイな仕上がりを得ることが可能になります。精度の高い、患者さんに安心していただける診療をおこなっていきたいですね。

『シティデンタルオフィス』の大きな特徴である手術室についてお話しください。

抜歯を含め、外科的処置は全て高レベルのクリーンな手術室でおこなっています。よくインプラント治療で「腫れてしまった・・・」ということを聞きますが、基本的にインプラントの処置のみで、すごく腫れたり、痛みがひどいといったことは少ないのです。なにしろ、キレイなところにキレイなものを入れるわけですから。それが腫れてしまったりするのは、術中感染によるものと推測されます。当院では、その可能性を限りなく排除するため、クリーンな手術室を用いています。

全身的な疾患をお持ちで、普通の歯科医院では対応が不可能な方がいらっしゃいます。その点、私には麻酔科の経験があり、全身疾患をお持ちの方には全身管理を行いながらの対応も可能となっています。全身疾患をお持ちの方は出血のリスクもあると同時に、概して感染に弱い傾向があります。そのためにも、感染しないエリアを用いて処置をおこなうことが必要になるんです。

今後はこの手術室を用い、全身麻酔を取り入れた障害者治療を行うことも検討しています。午前中に医院にお越しいただき、麻酔をおこなった上で1時間から2時間の集中治療をおこない、あとはゆっくりと休息をとって夕方にお帰りいただく。『シティデンタルオフィス』ではあらゆる方の治療に携わっていきたいと考えています。

“歯科”用ではなく、わざわざ“医科用”のCTを設置しておられる理由を教えてください。

一般に用いられていることの多い歯科用CTは、被爆量は確かに軽減されていますが、その撮影範囲は狭くなります。その点、医科用CTは頭から首までを一時に撮影出来ますので、複数回の撮影を要することもなければ、歯だけではなく首から上の異常を発見出来るというメリットが存在します。当院では睡眠時無呼吸症候群の治療も手掛けていますが、この治療装置(マウスピース)をお作りする際にも医科用CTが活躍します。簡単にお話しますと、実際に装置によって空気の通り道が開いているかどうかを確認しながら調整をおこなうことが可能になるんですね。それによって効果も出やすいということになります。
今後は、CTを介しての医科との相互連携も積極的におこない、患者さんの利便性を高めるような診療もおこなっていきたいと考えています。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

当院ではまず、必要な治療を行い、治療後は予防に重点を置いていきます。予防はPMTCを中心に行い、お口の中に汚れがつきにくい環境を作ります。その際、きれいな状況を維持していただくために専用のうがい薬と、歯磨き粉、歯ブラシをお付けしています。
痛くなる前に、予防を考えて歯医者さんをご利用いただきたいですね。とはいえ、一旦虫歯になれば、迅速で的確な治療が必要になります。私どもは充分な診査をおこなえる器具を取り揃え、治療が必要か、そうではないかをしっかりと見極め、あなたの歯を出来る限り長持ちさせていくように努めています。
また、当院では標準予防策(Standard Precautions)に基づき、使用する機材は、金属、プラスチック、紙製品の全てを完全に減菌しています。どうぞ安心して治療を受けていただければと思います。

※上記記事は2012.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

シティデンタルオフィス 山本 英貴 院長

シティデンタルオフィス山本 英貴 院長 HIDEKI YAMAMOTO

シティデンタルオフィス 山本 英貴 院長 HIDEKI YAMAMOTO

  • 出身地: 愛知県
  • 趣味・特技: クルマ、ゴルフ、映画鑑賞
  • 好きな作家: 赤川二郎
  • 好きな映画: 洋画全般
  • 好きな言葉・座右の銘: 誠心誠意
  • 好きな音楽: 洋楽
  • 好きな場所・観光地: 海、山

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