その後、乳がん検診との向き合い方について詳しく伺いました。
──どんなタイミングで乳がん検診を受けるべきでしょうか?
「少し早めですが、乳がんの発症頻度が上がる35歳以降になったら、定期的に検診を受けましょう。40歳になる女性には市からマンモグラフィの無料クーポンが届きます。40歳以降は2年に1度公費でマンモグラフィーを受けることができます。遅くとも40歳になったら、市の補助がでるマンモグラフィと自費の超音波検査を組み合わせて定期的に受けられると良いですね」
──若年層の場合は検診を受けなくても良いのでしょうか?
「若年層の方も一度は検診を受けていただきたいですね。近親者で乳癌を発症している場合などは30代でも1~2年に1度は受けておくと安心できると思います。気になる症状があれば、専門のクリニックに相談しましょう」
──検査を受けて問題があったとき、どんな治療を行うのでしょうか?
「まず、針生検を実施します。生検とは、乳腺の一部を採取して顕微鏡で詳しく診る検査のことです。局所麻酔をするので痛みはほとんどありません。腫瘍が悪性の場合治療が必要になりますので近隣の病院もしくは御希望の病院を紹介します。」
細かい説明をしてくださる白先生。疑問点が明確になりすっきりしました。こちらのクリニックでは自費の場合、マンモグラフィと超音波検査が各8,000円。両方受ける場合は14,000円と割安になるそうです。
乳がんは約10人に1人が発症すると言われており、他人事ではない病気です。症状がない早期の段階で発見できれば、完治する可能性も高まるそうです。これからは自分の身体に向き合い、定期的に検診を受けていきたいと思います。