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横浜もみじ動物病院

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中西 啓介 院長
インタビュー
中西 啓介 院長 ナカニシ ケイスケ
KEISUKE NAKANISHI
横浜もみじ動物病院
出身地:広島県
趣味・特技:旅行、映画鑑賞
愛読書:松下幸之助の著書
好きな映画:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ
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■言葉は違っても寄り添ってくれる犬のことを、もっと深く知りたくて
生まれたときにはすでに犬がいました。兄弟であり、子守り替わりであり、最初の友人であったように思います。暮らしの中に犬がいることが当たり前で育ち、その犬が息を引き取る瞬間までを見届けてきました。ついこの間まで共に笑ったり泣いたりしてきた仲間がいなくなることの辛さ、そして「もっと何とかしてあげることはできなかったか」という想いから、すでに獣医師になる決意が生まれていたのかもしれません。

言葉は違っても、こちらの感情に寄り添い応えてくれる動物のことを、もっと深く知りたいとも考えるようになりました。当然動物に関する番組がテレビで放映されれば、かじりつきで観ていましたね。また人間が関わらない場所で暮らす野生動物はとても神秘的で、ミステリアスでした。特に集団で行動する動物には、種を守っていくための機能的な社会性が備わっています。そのようなことにも、大きな興味を覚えました。

獣医学部に進んでからは、とにかく自分のところでお受けした動物は、どんな形でもお助けしたいという一心で学んでまいりました。自分の力で治せるなら全力を尽くし、専門度の高い疾病であれば専門医の先生をご紹介するなどして、その子に今必要なことをすぐに提供できるようにしたいと考えてきました。ですので、わたしの獣医師としての立ち位置は、「一次診療で疾病を取りこぼさない総合医」です。内科、外科、眼科、歯科、皮膚科など各領域できちんと疾病の判定ができること、その疾病を治すのに必要なことがすぐに決断できること、そしてそのことがペットを愛する飼い主さんの安心につながることが、一番大切なことだと考えています。
*一次診療:かかりつけ医が行う診療のこと

中西 啓介 院長 中西 啓介 院長

■しつけ、問題行動、飼育環境….病気以外のこともご相談ください
先ほども申し上げました通り、当院が目指す診療は(1)一次診療で疾病を取りこぼさない・見逃さない、(2)その疾病に今必要なことを決断しご提供する、といったことです。ですので、ペットののかかりつけ医、ホームドクターとして貢献し、「困ったときあの医院に行けば、何か解決策を講じてもらえる」と皆様に認めていただければ、こんなにうれしいことはありません。

お困りのことは病気に限りません。初めて動物を飼う方の飼育環境の整え方・接し方、人間と暮らす上で欠かせないしつけ(排せつの場所など)、問題行動への対処、あるいは道端で保護した動物をどうすべきかなどなど、どこで聞いたらよいのか困るときは、まずご相談いただきたいと思います。

ご不安を抱える飼い主さんは、「話を聞いてほしい」といった理由だけでも構いません。自分でできることと、お任せしたほうが良い結果が得られることの線引きをきちんと考えながら、地域に貢献していきたいと考えています。

■不調を根本から治す東洋医学に感銘、飼い主さんにも好評です
中西 啓介 院長妻が漢方や鍼灸など東洋医学を取り入れた医療を担当しています。妻は大学時代厳しい先生の元で西洋医学を学び、素晴らしい教育を受けることができました。また獣医師となってからも日々の診療の中、多く症例を経験して来ましたが、西洋医学に限界を感じる部分も大きかったようです。

東洋医学の基本は未病先防。
妻は慢性疲労と腱鞘炎に悩まされていて、その都度症状に応じた薬やバンテージを処方されるか、あるいは「ゆっくり休んでくださいね」という指導をいただくだけ。今苦しんでいる疲労や痛みを根本から治すものではありませんでした。そこで、近所に東洋医学の診療所があることを伝えました。人気の診療所で、いつも待合室は人で込み合っています。しかしそちらで診ていただいて鍼灸の施術をしてもらい、しばらくすると、すっきりした面持ちになりました。体調そのものが改善して楽になったのだそうです。また、腱鞘炎も治りました。獣医師である妻は、「根本から治す東洋医療を是非自分たちの診療にも!」と取り入れるようになりました。強い薬を使いたくない、あるいは現行の治療で改善があまり見られない、と仰る飼い主さんにご好評いただいているようです。

■五感をフル活用して異変の「シグナル」を感知。
診察のプロセスを犬を例にとってお話しますと、まずその子の犬種、入ってきたときの歩き方、待合室での過ごし方を観察し、その後で飼い主さんがお感じになっている異変、食生活などを含む生活の様子を伺います。

そしてひと通り話を伺った後で全身を触ります。触診には五感をフル活用し、その子の出している音や、においも拾って、全体像をつかんでいきます。すると、「眼が白い」「筋肉がやせてきている」「口の粘膜が渇いている」「足の出し方が不自然」といったシグナルを感じとることができます。飼い主さんがおっしゃる主訴は「よく吐くようになった」といったものですが、その主訴とはまた別のところで不調を示すシグナルが見つかります。

経験豊富な獣医師は触診によって不調を示す複数のピースを見つけ、そのピース同士を結び付けることで診断にたどり着きます。しかしときにはそのピースを取りこぼしたり、ピース同士の連携が取れない医師がいると聞きます。教科書には記述されておらず、あくまで経験や症例が教えてくれることですが、わたしは前者の医師に少しでも近づきたいと研鑽を重ねてきました。これらのピースを取りこぼしたり、ピース同士の関連性が見いだせないと、後で思わぬ結果を招くことがあります。

■毎回の診療が「勝負」
修業時代は、重症の動物をお預かりしたり、急を要する症例にあたるが多かったものですから、必然的に毎回の診療を「勝負」だと思ってしまうところがあります。異変を見落とさないこと、そして現在獣医師として求められていることを見極め、丁寧に診察していきたいですね。こちらで開業してからも、「ほかの病院で治らなくて困っているんです」と仰って連れていらっしゃることがあります。

ただ飼い主さんにとりましては、費用的に大変なことも少なくありません。そこでさまざまな方策を話し合いながら、納得いく「着地点」を見出していかなくてはなりません。一方ワクチン注射や定期健診などでお見えになる場合は、動物との暮らしならではのほほえましく楽しい話が多くて、気持ちが温まります。

地域の皆様には、お困りのことはどんどん相談にいらしていただきたいです。ご自身のペットのことはもちろん、これからペットを飼う上でのご相談、迷い込んだ動物を見つけたときなど、判断に悩むことがありましたら、当院の扉を叩いていただければ幸いです。

※上記記事は2018.05に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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